NEWS

🌃見ぃつけた、お月さま!#002 - 吉本ばななさん / ムーンライト・シャドウ

「見ぃつけた、お月さま!」は、
日常の中で見つけた

「どう見てもお月さまっぽいもの」
「むしろ商品名に月って入っているもの」
「しかも月がテーマとうたっているもの」
「見方によっては月に見えるもの」
「まあまあこじつけで月だと思ったもの」
「自分以外誰も月と認識できそうにないもの」

・・・を、「お月さま、こんなところにもいたのね!見ぃつけた!」
と、【お月さまハンター4姉妹】が紹介する連載です。

あくまでもデザイナーではなく【お月さまハンター4姉妹】が紹介していますのであしからず。

- - -
4姉妹をちょこっと紹介
長女 Emily 眼鏡がトレードマーク。本が大好き!妹たちも大好き!
次女 Himawari 猪突猛進なセーラー襟マニア。ナウい情報通!
三女 Luna ミステリアスでロマンティック。占いの連載も担当しています。
四女 Milky 甘えん坊の末っ子は、甘〜いものがだ〜い好き!
- - -

見ぃつけた、お月さま!
#002
吉本ばななさん著 / 「ムーンライト・シャドウ」(新潮文庫「キッチン」収録)

記念すべき第一回目が私でいいのかしら。
こんばんは、長女のエミリーです。
前回のルナの回はお楽しみいただけたかしら?

今日は、私からは、本をご紹介します。
(今日は、というか、いつも、になりそうですが!)

あまりにも有名すぎる吉本ばななさんの「キッチン」には、「満月-キッチン2」と、「ムーンライト・シャドウ」という、なんとも月!なタイトルの作品も収録されています。
今回はムーンライト・シャドウについて。

知っている方も多いと思うので、あらすじは省くわね。

さまざまな衣装の描写、
お茶を飲むシーンたち、
青、白、赤、のキーカラー。
マダマダが好きな人なら、きっと
考えを巡らせてしまうでしょう。

この作品は、服の描写もとても素敵なの。
「春の服が照らされて並ぶ夕方のデパートは すべてが幸福そうだ」
の、なんて!伝わってくる幸福ではない、感!

スウェットスーツとセーラー服。
ピンクのセーターに、
黒いジャケット。黒いセーター。
薄着に白いコート、青い服。
誰か、のための("春の服"みたいな)以外(登場人物たち)は限られた色で表現されているし、

何度も使われる「澄んだ」という言葉、
「空は濃い群青で、東に向かってゆるやかに赤いグラデーションになっていく」という表現、
赤信号、青信号。

さまざまな種類の熱いお茶をよく飲む主人公(ゆっくりと、飲み込む時間が必要)
食べ物で出てくるのはヘビィなケンタッキー、シャーベット、ドーナツ。(生命力を感じる)

完璧です。
美しすぎて、泣けます。
短いので、何度でも読んで、泣けます。
悲しいお話だから、というわけではなく
ただただ、美しくて、泣けます。

そしてしばらくは、青と白と赤の世界を
行き来するはめになります。

マダマダでは少し珍しい色の服・・青やうすいグレーの服・・!が発売されるということで、ちょっとこちらの本を思い出して書いてみたわ。
ぜひ読んでみてくださいね、読んだことがある方も、ぜひ!

(テキスト: Emily)